集計

合計と平均:グラフではどちらを使うべき?

著者:ChartPetal公開日

合計は、あるグループが全体でいくら貢献したかを示します。算術平均は、計算対象となる数値記録 1 件あたりの金額を示します。これは別々の問いです。あるチャネルが売上合計では首位でも、1 件あたりの平均売上では下位になることがあり、どちらの計算も間違いではありません。

Sum(合計):チャネル別の売上合計

架空の売上記録の合計。Online は 600、Retail は 550。
架空のデータから作成した ChartPetal の実際の出力です。どの言語でもグラフのラベルは英語のままです。

Mean(平均):チャネル別の 1 件あたり売上

同じ記録の平均。Online は 6 件で平均 100、Retail は 2 件で平均 275。
架空のデータから作成した ChartPetal の実際の出力です。どの言語でもグラフのラベルは英語のままです。
このガイドの内容

同じ粒度の記録から始める

下の各行は、同じ単位・報告期間における架空の販売完了記録 1 件を表します。Online は 80、100、120、90、110、100 の 6 件、Retail は 250、300 の 2 件です。Channel の値が繰り返されるのは意図したもので、これらが集計したいグループです。各行は個別の売上であり、すでに平均したチャネル別集計ではありません。

架空のサンプルデータ
ChannelAmount
Online80
Online100
Online120
Online90
Online110
Online100
Retail250
Retail300
CSV をダウンロード

順位が変わる理由を説明する

Online は 6 件で合計 600 なので、平均は 600 ÷ 6 = 100 です。Retail は 2 件で合計 550 なので、平均は 550 ÷ 2 = 275 です。売上合計では Online が 50 上回り、1 件あたりの平均売上では Retail が 175 上回ります。件数が多ければ、平均が低いグループでも合計が大きくなることが分かります。これらの数値だけでは、利益、顧客価値、差が生まれた原因は分かりません。

全 8 件の平均は (600 + 550) ÷ (6 + 2) = 143.75 です。表示された 2 つのグループ平均を単純に平均すると (100 + 275) ÷ 2 = 187.5 となり、売上 1 件ずつではなくチャネルごとに同じ重みを与えることになります。集計済みの平均しかない場合はグループの件数を保持し、インポート前に加重平均を計算してください。グラフの Mean は、与えられていない重みを推測しません。

分母に何が含まれるかを確認する

Sum(合計)と Mean(平均)では、ChartPetal は各グループの空欄の数値を無視します。数値のゼロは計算に含まれます。そのため、不明な売上金額をゼロに置き換えると平均が変わり、グループ全体が空欄なら数値の結果は得られません。無効な数値テキストは修正するか、明示的に除外する必要があります。グラフと合わせて欠損行と除外行の件数も確認してください。

Count(件数)は各グループの受け入れられた行を数え、選択した値が空欄の行も含めます。空欄でない数値の個数を数える機能ではありません。この欠損のないサンプルでは、Count は Online が 6 件、Retail が 2 件になります。欠損のあるデータで Sum を Count で割っても、Mean と等しいとは限りません。このグラフの集計メニューには、重複を除いた顧客数、中央値、加重平均の選択肢はありません。

データを変えずに合計と平均を切り替える

売上のプリセットを開きます。Bar(棒)、Category / X(カテゴリ / X)に Channel、Values(値)に Amount、Aggregation(集計)に Sum(合計)が選ばれています。Aggregation を Mean(平均)に変えると 2 つ目のグラフを再現でき、Sum に戻すこともできます。画面上では算術平均を Mean と呼びます。None(なし)では重複した Channel ラベルは受け付けられないため、集計方法を明示的に選んでください。共有前に、選んだ指標が伝わるタイトルに更新しましょう。

Sum は単位がそろった、足し合わせられる金額に使ってください。同じ列にあるからといって百分率を足し合わせてはいけません。エディターはパーセント形式のデータに Sum を使うことを禁止しています。Mean も比率として常に妥当とは限りません。分母が異なる場合は元データから加重計算を行う必要があります。ここの例は生の金額を使っており、比率や重み付けに関する隠れた仮定はありません。